ロレックス最高額のモデルを探る|高額落札ランキングTOP5 【2022年版】
高級時計といえばロレックス(ROLEX)。
その中でもデイトナやサブマリーナを多くの人が思い浮かべますが、今やその価格は高騰し、定価では現在800万円もの高額モデルもあります。
さらには中古市場となると、なんと1億円を超えるロレックスもあるというのです。
なぜロレックスはここまで高額で取引されているのでしょうか?
今回はロレックスの価格高騰の理由とともに、現在のロレックスの最高額モデルTOP5をランキング形式でお伝えします。
落札価格1億円以上!ロレックスに高い価値が付く理由
冒頭で少し触れたように、ロレックスの高額モデルの中には1億円以上の価格が付いたものがありますが、なぜそのような金額になるのでしょうか。高額で落札される原因には、主に2つの理由が挙げられます。
時計そのものが持つ希少性
1つ目の理由は、時計そのものが持つ希少性です。
時計の大きさや文字盤の装い、ダイヤルの様子など時計にはそれぞれ個性がありますが、当然同じつくりのものが世に出回っている数が少なければ少ないほど、希少性が高くなります。
その時計がデザインという観点でどれほどの高い希少性を持つか、すなわちどれだけ「世界に一つだけのデザイン性を有している」状態に近いかどうかによって、希少なロレックスが高額で取引されます。
着用歴
そして2つ目の理由は、その時計がどのような所有者の手に渡ってきたものか、つまり着用歴です。
過去に偉大な功績を残した人物などが気に入って所有していたものは、その時計に刻まれた歴史にこそ価値があるとされ、コレクターからすると垂涎ものになります。
あまり例は多くないですが、オークションで出品された人気芸能人の私物が高額で取引されるケースを考えると、少しわかりやすいかもしれません。
単に同一モデルというだけではなく、その1点のみが持つ付加価値に対して大きな金額が付くのです。
2つの理由はどちらも希少性という言葉で一括りにはできますが、厳密にいえばデザインの希少性と、時計が持つヒストリーの希少性、この2軸と考えることができるでしょう。
ロレックス高額ランキングTOP5 2022年版
では実際に、2022年版のロレックス高額ランキングを見ていきましょう。オークションでの落札額と、それぞれの時計がなぜそこまで高額になったのかもあわせてご紹介します。
1位 ロレックス デイトナ ポールニューマン Ref.6239
栄えある第1位は「ロレックス コスモグラフ デイトナ ポールニューマン Ref.6239」で、金額は1775万2500ドルです。
これは2017年にアメリカのPhillips社がニューヨークで主催したオークションで落札された際の金額で、腕時計のオークション史上最高落札額となりました。当時は1ドル約114円でしたので、当時の金額で日本円に換算すると、なんと約20億2400万円に上ります。
信じられないほど高額ですが、いったい何がここまで金額を押し上げたのでしょうか。
実はこの時計は、ポール・ニューマンが着用していた個体そのものであり、まさに先述した「時計が持つヒストリーの希少性」によって価値が非常に高くなっていたのです。
とはいえデイトナとはそもそも何か、あるいはポール・ニューマンとは何者なのかがわからないとそのヒストリーの価値を理解するのは難しいでしょう。
そもそも「デイトナ」とは、ロレックス社によって作られたクロノグラフ(ストップウォッチ機能付き腕時計)の中で1963年以降に作られたものを指します。ロレックス社はそれ以前にもクロノグラフモデルを製造していましたが、1963年以降のものしかデイトナと呼びません。
これはロレックス社が1962年にアメリカのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイというレースサーキットのタイムキーパーになったことを記念し、そこから自社のクロノグラフモデルにデイトナの名を冠するようになったためです。
つまりデイトナとは、ほんのわずかでもより速く走り抜けようとスピードにすべてを捧げるレーサーたちに向けて作られた、実用型の時計だったのです。
そしてポール・ニューマンについてですが、彼はアメリカの俳優で、アカデミー賞を始めとしたアメリカ内外の数々の賞を受賞した人物です。「ハスラー」や「ハスラー2」「明日に向かって撃て!」などの作品で有名になった彼ですが、実は俳優業以外にもレーサーとして活動していた時期があり、レースでも確かな実力を発揮していました。彼はサーキットでデイトナを愛用している人物の一人だったのです。
このポール・ニューマンが愛用していたデイトナのモデルを、いつしかコレクターたちは「ポール・ニューマン モデル」と呼ぶようになり、それが定着していきました。
歴代落札価格1位のデイトナは、まさにそのポール・ニューマン本人が着用していた時計であり、それゆえこのような金額が付けられたのです。1人の人物が1つのモデルの時計を意図せず一気にブランディングしたというのは、非常に稀有な例でしょう。
2位 ロレックス デイトナ ユニコーン Ref.6265
第2位は「ロレックス デイトナ ユニコーン Ref.6265」で、金額は5,937,500スイスフランです。
1位と同様にPhillips社主催のオークションで、こちらはスイスのジュネーブで行われた際の落札額です。日本円にするとおよそ6億5000万円(1スイスフラン=110円で換算)と、1位のポール・ニューマン着用モデルとは大きく差が開くものの、2位にランクインするだけあり、とんでもなく高額です。
こちらはどちらかというと、デザインの希少性によって高額取引されているものになります。このデイトナが発見される以前は、手巻き式のデイトナはスチール製もしくは14金か16金のイエローゴールド製のものしかないといわれていましたが、とある時計コレクターが有するコレクションの中にこの18金ホワイトゴールドの手巻き式デイトナがあったのです。
このことは世界中の時計コレクターたちにとってはものすごい衝撃であり、この時計はそのホワイトゴールドの美しさや、世界に二つとない希少性から「ユニコーン」と呼ばれるようになりました。この「ユニコーン」は、ドイツのディーラーが顧客に特別な要望を提示されて製作を命じたものであり、正真正銘世界に1本しかないロレックスでした。
ここまででもすでに唯一無二の装飾エピソードを持った時計ですが、さらに興味深いことに、このデイトナが最初にコレクターの元に辿り着いたときには、ブレスレットがなかったそうです。
そのため、コレクター自身が「ユニコーン」に相応しいブレスレットを吟味し、移植した状態でオークションに出される形になったそうで、時代を超えて再構築されたデイトナという観点からも希少性が高い1本です。
3位 ロレックス デイトナ ポールニューマン Ref.6263
第3位は「ロレックス デイトナ ポールニューマン Ref.6263」です。こちらも1位のもの同様、ポール・ニューマンが着用していたデイトナです。
金額は5,475,000ドル、日本円で約5億7500万円(1ドル=105円として換算)で、2020年に落札されています。
この時計は1983年にポール・ニューマンが妻のジョアン氏からプレゼントとして渡され、その後彼が長らく愛用していたものです。
最終的にはポールが自身の娘にこの時計を贈ったのですから、ポールのデイトナ愛は相当深かったと考えられます。ま
た、この時計は手巻き式であり、デイトナの手巻き式としては最後のモデルにあたるため、この点も価値の向上に一役買っています。
4位 ロレックス バオ・ダイ トリプルカレンダー Ref.6062
第4位は「 ロレックス バオ・ダイ トリプルカレンダー Ref.6062」です。金額は5,066,000スイスフラン、日本円で5億7100万円です(1スイスフラン=113円で換算)。
こちらもまたPhillips社主催で、2017年にスイスのジュネーブで行われたオークションでの落札価格です。このロレックスもデザインとしての希少性以上に、時計に刻まれているヒストリーが価値を押し上げました。
この時計はベトナム最後の帝王であるバオ・ダイがスイスの首都ジュネーブを訪れた際に、ロレックスへ特注したものであり、そのデザインは大変希少とされています。
世界中を探してもわずかしかない希少なデザインと、それが作り出された過程、そしてその時計の持ち主がベトナム最後の帝王であることなど、この「 ロレックス バオ・ダイ トリプルカレンダー Ref.6062」にはさまざまな希少価値が詰め込まれています。
5位 ロレックス デイトナ ザ・レジェンド Ref.6263
そして第5位が「ロレックス デイトナ ザ・レジェンド Ref.6263 」です。金額は3,722,000スイスフランで、日本円で約4億2100万円です(1スイスフラン=113円で換算)。
この時計は第4位の「バオ・ダイ トリプルカレンダーRef.6062」が落札された翌日に落札されています。こちらは「ユニコーン」と同じく、デザインの希少性から高額となった時計です。
このデイトナは、ゴールドのケースをベースに「ポール・ニューマン」のダイヤルとねじ込み式のプッシュボタンを搭載しており、時計に明るくない人でも思わず目を引かれてしまうようなゴージャスなデザインになっています。
このような「ゴールドケースかつポール・ニューマンモデルのダイヤルを取り入れている」デザインのものは市場に存在しないと、多くのコレクターのあいだで長らく噂されていました。
しかし、実際にこの時計がオークションにかけられると公表されるや否や、人々は大いに驚き、またその完璧なデザインに魅了されて、最終的には時計に「ザ・レジェンド」の名が付くほどの熱狂ぶりを見せました。
その完璧なデザインによってもたらされたその驚くべき落札金額は、まさに「ザ・レジェンド」といえる代物でしょう。
まとめ
ロレックスの最高額モデルTOP5、いかがでしたでしょうか。
ただビンテージで貴重なモデルであるから時間とともに価値が上がったというわけではなく、TOP5の時計にはそれぞれ特徴的なドラマや意匠が刻まれており、それによって驚くほどの高額で落札されていたことがわかりました。
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